高松はとっても素敵な街でした。

年に何回か、心と気持ちのリセットのために、全く知らない土地に行ったり、遠くに行ったりします。

 

別に病んでるとかそう言うわけではなく(笑)、

なんとなく、いつもと違う空気に触れると、気持ちや心がリセットされて、また色々頑張ろう、って思えるのです。

 

それゆえ、意識して定期的に何処かに行くようにしています。

 

それで、この土日に行ったのが、香川県高松市

いわゆる、うどん県。

 

 

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移住してもいい、って思えるくらいすげーいい街でした。

 

個人的な意見ですが、自分は、その土地によって、人の雰囲気は違うと思っています。

高松の人たちは、すごく優しい雰囲気の人が多かったです。

 

東京にいる人はいつもせかせかしていて、ピリピリしてるような気がします。

けど、高松の人は、みんながなんとなく穏やか雰囲気をもっていて、お互いを助け合ってる。そんな風に感じました。

 

街自体も、そのせいか、雰囲気もゆったりしていて、

けど街に活気はすごくありました。

 

若い人がすごく多いんです。

地方都市って、商店街もシャッターが閉まっているお店が多くて、若い人があんまりいない事も多いけど、高松は商店街にユナイテッドアローズ、ロフト等の全国チェーン店から、地元の個人店まで、いろんなお店が元気に営業してました。

 

そのせいか、若い人がたくさんいて、お店もすごく賑わっていました。

 

何より食べ物が全部美味しい!

小豆島にも足を伸ばして見て、その時に食べたオリーブオイルを使った鮮魚のカルパッチョがすごく美味しかった!

 

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口に入れた瞬間、オリーブの香りが広がって、すーっと鼻から抜けていく。

もう、その瞬間ったらなんとも言えないくらい、幸せな瞬間でした。

このお店なので、香川に行った際はぜひ!

ここだけのために、小豆島に行く価値があると思う!

www.inoueseikoen.co.jp

 

ご飯が美味しいと、自然と笑顔になるし、幸せな気分になります。

そうすると、心も穏やかになるから、人にも優しくできる。

香川の人の優しさは、そんなところから来てるのかなぁ、なんて思います。

 

もし、自分が司法試験に挑戦して、受かって司法修習をする暁には、絶対に高松で修習をしたい、むしろそのために司法試験に挑戦したいかもですw

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久々に帰るのが憂鬱になるくらい、充実した旅。

少なくとも1年に1回は行きたい、そんな素敵な街、高松でした。

 

又は若しくは、及び並びに、とき時

法律の用語ってたまに一般の意味と違うのがあるわけです。

 

例えば、「善意」、って言うのは一般的には、あることに対する良い感情であったり、良心で、的な意味があるけど、法律だと、ある事実について知らない、という意味になったりします。

 

だから、法務をやっている人は、結構言葉に注意します。

 

特に、契約書を作っているとたまに使い方がめちゃくちゃな人がいるのが、

 

「又は」と「若しくは」、「及び」と「並びに」、「とき」と「時」。

 

 

「又は」と「若しくは」、「及び」と「並びに」は使い方がちゃんとあります。

 

「A又はB若しくはCを選択する」と書いてあったときは、

Aを選ぶか、BかCのどちらかを選ぶか、の2択であることを意味します。

「又は」と「若しくは」の関係は、又は>若しくは、です。

 

結合される語句が同じ種類や同じレベルの場合は、又はで繋ぎます。

違うレベルや種類のものの小さな選択的接続に「若しくは」を、大きな選択的接続に「又は」を使います。

 

「及び」と「並びに」も同様です。

 

「A及びB並びにCという選択肢がある」と書いてあったときは、

AとBと言う選択肢と共に、Cと言う選択肢もある、という意味になります。

 

「及び」と「並びに」の関係は、及び<並びにです。

結合される語の種類が違っていたり、別のレベルのものの場合は、「並びに」を使い、同じ種類やレベルのものの場合は、「及び」を使います。

 

 

これ、結構間違ってるひとがいるので、注意しないととっても恥ずかしい思いをします。

 

 

さらに、「とき」と「時」も意味が違います。

「とき」=場合

「時」=時点

 

これは本当に意識して使い分けないと、意味のわからない文章を書いてしまい、要件と効果が分かりづらい、クソみたいな契約書になってしまいます。

 

 

本当に細かいところの話ですが、細かいところの違いが意外にリスクになったりします。

 

なので、法務や法律を飯の種にする人や、それらをしたいと思っている人こそ、言葉は注意してみてください。

引き出しと積み重ね

うちの会社には、社内弁護士がいるんですが、

この人が、とにかく凄いんです。

 

冷静さ、引き出しの多さ、知識の正確さ、業務の正確さとスピード。

どれを取っても到底追いつけないほど、凄いんです。

 

その人と自分は何が違うのか毎日考えているのですが、ふと思ったのが、

引き出しの多さがそれら全てに繋がっているのではないか、と言うことです。

 

あの時勉強したあのことが、このとき使える。

あの時経験したことって、このときに使える。

 

こういう引き出しがあると、案件を進めていく上でも、結構冷静に事例を分析できたりする気がします。

 

弁護士の業務もそうだと思いますが、

法務って、事例を分析してそのときの最適な答えや選択肢を導き出すのが仕事です。

 

だから、事実と意見は分けて考えるべきなんですが、法務的な見解を出すときは、やはり引き出しが多いほうが、圧倒的に良いわけです。

 

正直、ゼロベースから考えていくのはかなり労力と時間が必要になります。

まして、トラブル案件だったりすると、時間が勝負なので正確性と早さの両方が求めれらます。

 

そんなときに、引き出しが多いと、スタート時点での冷静さと選択肢が全然違うように感じるのです。

 

正直、弁護士でない一般人と弁護士では経験も知識も大きな差があります。

 

けど、こればっかりは仕方がない。

だからと言って、何もしないのは違う。

今からでも本を読んだり、多くの案件をこなしたりして、ちょっとでも差を埋める努力はすべきだと思います。

 

逆に学生で、法律を学んでいて将来それでご飯を食べたいと思うのであれば、

今のうちにいろんな経験して、いろんな法律、いろんな学問を学んだほうが絶対役に立ちます。

 

今、法務がやりたいけど、別の仕事をしている人も同じです。

今やっている仕事で、いろんな経験をした方が、法務の仕事を始めたときに絶対役に立つ時が来ます。

 

いかに引き出しを増やすか。

法律だけでなく、どんなことでも、今自分に必要だと思ったことを勉強したりするだけで、いつか振り返った時に、法務としての市場価値に大きな差が出るのかなと思います。

 

結局、どんなことも一足飛びで上達したり、うまくいくことは絶対にありません。

そうであるなら、昨日の自分に仮に0.1でも積み重ねることを続けて行けば、いつか大きな差になって、返って来ると思うのです。

 

出来ないことは、出来ることの積み重ねでしか、出来るようにならない。

 

そのことを意識して、日々色々なことを積み重ねたいと思います。

なんとなく、ということの大切さ

最近ふと、なんとなく

 

なぜ、自分は法務という道を選んだのだろう?

 

と、思うことがあります。

 

思い返すと、大学時代にやっていたことを無駄にして社会に出るのに違和感を感じた、ということが出発点でした。

 

けど、それは、たまたま法律を勉強していただけで、別になんでもよかったのでは?

とも最近思うのです。

 

何れにしても、なぜ法務か、法務としてどうなりたいのか、人生をどうしたいのか、というのを考える時期なのかな、とここ最近、なんとなく思っています。

 

実は、この「なんとなく」、というのが、意外と重要だと思っていて。

なんとなく思ったこと、って直感だと思うのです。

そして、直感って、自分の素直な感情で、混じりっ気のない率直な今の感想だと思うのです。

 

最近は直感や、自分の感情、思ったことを素直に出すことがなくなってきた気がします。

もっとわがままでもいい、とよく言われます。

 

わがままとは、自分の我を通して他人に迷惑をかけることでなく、自分の感情に素直になることなのでは、と最近思う次第です。

 

 

なんとなく思ってことを考えてると、「いやー、やっぱ違うわ。だって●●だもん」って否定しがちになりますが、否定してる時点で、実は自分に嘘を付いているんだとおもいます。

 

そういう時って、なんか気分が悪いというか、何か引っかかる部分がある。

それが積み重なると、自分の本当の気持ちとかが、分からなくなってしまって、感情さえ押さえ込んでしまい、最終的には心が決壊してしまう気がするのです。

 

なので、なんとなく思ったこと、を大切にしつつ、感情に逆らわずに、色々考えてみようと思いました。

徒然なるままに、思ったことを書いていきます。

このブログは、東証一部企業の法務部員が、

なんとなく思ったことや、

役に立ちそうなことを自由気ままに書いていこうと思って作りました。

 

主に、こんな方と仲良くなれたらなーって思ってます。

 

  • 法務をやりたいと思っている方
  • 大学で法律をちゃんと学んでいる方
  • 自分と同じような実務をやっている方

 

 

軽い自己紹介と、仕事内容の説明をしておきますね。

 

【自己紹介】

群馬出身のエンタメ系東証一部企業の法務部員です。

2017年現在、法務を始めて5年目です。

元々営業マンでしたが、

ある日に営業をやってる自分に猛烈な違和感を感じて転職しました。

それから法務の仕事をずっとやってます。

 

 

【法務って、こんな仕事します!】

要は、会社の医者みたいなもんです。予防と対処が大きな仕事です。

医者とちょっと違うのが、戦略法務、会社法といったものがある点ですかね。

 

■予防

  • 契約書の作成⇨お互いが決めた取引の条件を書面に残すことです。
  • 契約書の修正⇨取引先から来た契約書の内容を自社に有利なように修正します。
  • 法律相談⇨取引上のスキームに対して、どんな懸念点があるかを法的に検討し、懸念があったらどうやって回避するか、を提案することです。

 

■対処

  • 債権回収⇨お金の取り立てですね。ウシジマくんです。ウシジマくんと違うのは、借金でなく売掛金、要は売上の回収をする点くらいですね。
  • トラブル処理⇨クレーム処理です。自社から相手に対してなんらかの主張をする場合、相手からの主張に対処する場合の2パターンあります。反社会的勢力への対応とかもここですね。
  • 訴訟(裁判)⇨裁判所での喧嘩です。大人の喧嘩がエスカレートするとこうなります。

 

■戦略法務、会社法

⇨いわゆる花形と言われる仕事です。

M&A、株主総会、取締役会、商業登記、新株・新株予約権社債等の発行

 

パッと思いついたのは、こんなところです。

 

実際には、その会社がどんな業界に属してるかによって、絡んでくる法律が変わります。

うちの場合、エンタメ系なので、著作権とかの知的財産権は必須で、ほぼ毎日必ず触れる機会があります。

 

とまぁ、今回はこのくらいにして、随時書きたいことを書いていこうかなと思います。 

ではでは、よろしくお願いいたします!